ミケの看病日記③

次の日、やっぱり飼い主さん忙しくて預かってくれとのこと。

早起きして迎えに行く。

助手席に乗せたケージからまだ声にならない声で、近所のオバサンが勢いこんで何か話すように語りかけてくる。

“ ○○ちゃんがね○○なんだよ、もう~ ” みたいな。

元気じゃん(^^;)

今日は新しいメニュー、焼き鰹…なんて贅沢なんだ(^^)

 

これは開けたとたんから興味を示した。

ほぐして少しあげた。

バクバク食べる。

こりゃあいいやと昨日の残りのお気に召さないササミと水を垂らしてまぜまぜ。

すこ~し汁だく状態。

見事大成功!
 

餌も水分もかなりの量摂れた。

もう大丈夫そうだね(^O^)

 

その日の午後には部屋を探索。

あっち見てこっち見ては “ に゙ゃぁ゛ぁ゛--・・・ ”まだ微妙な鳴き声…

疲れたら寝てを繰り返し数時間、探索しきったのか戸をカリカリ。

開けて顔見せると、“ 惚れて ” るんじゃないか?って顔で見つめてくる。

腹へったのか(^^;)

違った、じゃれつきたかったらしい。

・・・コロンとお腹を見せて寝た!?

えっ!!

それって気を許した証拠?

やっ、やった、助けたかいがあった(^O^)

すると “ なにしてんのっ! 早くお腹なでてっ! ” みたいな視線。

あぁ、はいはい(^^;)


なでなで・・・

ひととき遊んであげる。
 

これでミケの看病生活は終わり。

あきらめなくでよかった・・・

助かってよかった・・・

離れたくないな・・・

でもね、お迎え来ちゃったし。


今日はイヤイヤしながらも昨日よりは大人しくケージに入った。

お互い視線を交わしつつ・・・

“ じゃあね、元気でね ”

と言いつつ見送った・・・

 

時間が経つにつれ寂しさが襲ってきた。

 

居るはずもない隣の部屋から、幻聴のような鳴き声が聞こえる。

あの子を好きになっちゃったようだ(T_T)

 


あれから数日、体調悪化の知らせはない。

そして、いつかペット可の部屋が借りられたらあの子は家に “ 嫁 ” に来る。

飼い主さんがそうする?と言ってくれたのだ(^o^)

これにて看病日記終了。

そう、自分はかなりのねこ好き・・・なのに諸事情で飼えず、寂しい生活をしてた中でのほんの数日のエピソードでした・・・(^o^)